WorldType®
デバイスが言語の壁を乗り越える。世界中のユーザーが母国語で操作することが可能に
デバイス製品の海外展開にあたって多言語対応は不可欠です。言語の中には文脈によって文字の形や位置、順序が変わるといった複雑な文字体系を持つものがあります。調整が必要な文字が膨大になればメモリの空き容量がすぐになくなるため、デバイス動作が目に見えて遅くなってしまいます。
始めましょう
Unicode完全対応のWorldTypeシリーズはこうした問題をスムーズに解決します。モジュール型ソフトウェアライブラリのWorldType® Layout Engine™は多言語でのテキストの作成、配置、レンダリングができ、WorldType® Shaper™は、ラテン系言語以外の文字の成形、双方向言語の表示を可能にします。
WorldTypeの機能は単体でも組み合わせでもご利用いただけます。市場投入までの開発期間とコストが抑えられ、グローバル市場のニーズにも応えられます。既存の技術との統合も容易なため、現在のレイアウト方法、レンダリングの方法をやり直す必要もありません。
世界中でブランドの一貫性を確保
海外展開の大きな課題、多言語対応。WorldTypeなら無理なく解決できます。
複雑な文字や双方向テキストにも対応
中国語、日本語、韓国語、さらにはヘブライ語、アラビア語などの複雑な文字や双方向テキストの作成、配置、レンダリングが行えます。
改行の制御
句読点後や禁則設定などの明確な改行のほか、言語特有の改行も制御できます。
空白の調整
改行、テキストの配置、インデント、表示領域からはみ出たテキストを示す省略、それぞれの場合の適切な空白を設定できます。
文字の置換
よくある文字や記号の組み合わせを、文脈や文字の配置に応じて顔文字やマークに置き換えるよう設定できます。
テキストの省略方法の設定
表示領域からはみ出たテキストを省略記号(エリプシス)で表示するか、その他の記号を使うか、開発段階で設定できます。
カーソルの位置
カーソルの動きや配置を柔軟に設定することができます。
柔軟な操作性
レイアウトのニーズに合わせて最適な操作性を実現します。大量のテキストに対応する最先端のコンテナモードから、カスタマイズ性の高いラインモード、短いテキスト向けの効率の良いストリングモードまで、柔軟に対応します。
WorldType Shaperの特徴
- 文字成形や双方向テキストなど、多言語に対応
- 複雑な文字体系の言語でも、周囲の文字に応じて自動的に成形できるようグリフの仕様を設定
- 使用するAPIが少なくてすみ、統合が容易
- レガシー技術に対応しているので、現行世代のデバイスでもテキスト技術の再構築は不要
- フォントの特徴を含む属性付きテキストを処理
- テキストの改行位置のヒントを提供