ブランド戦略を重視: グローバル市場を見据えた「MEVIUS」のブランド刷新
グローバル市場を見据えたブランド刷新
日本で長年親しまれてきた「MILD SEVEN」から「MEVIUS」へのブランド名変更は、国内だけでなく海外市場への浸透を目指した、JTのグローバルなブランディング戦略の一環でした。新しいブランドのロゴには、世界に通用するデザインであることに加え、「洗練」「先進的」「プレミアム感」といった価値を視覚的に伝えることが求められました。
その開発を担当したのが、Monotypeのタイプディレクター、小林章です。欧文書体デザインの専門知識を活かしながら、日本語で細かなニュアンスを共有できることも、プロジェクトを進めるうえで重要な要素となりました。
試作と対話を重ねて生まれたロゴデザイン
開発にあたっては、JTのプロジェクトメンバーがドイツにある小林のオフィスを訪問。複数のデザイン案を制作し、日本でのディスカッションを通じて方向性を検討しました。
未来的な印象を持つものや躍動感のあるもの、視覚的なアクセントを強調したものなど、さまざまな可能性を探りながら試作を重ね、最終的に選ばれたのは、古代ローマの碑文を思わせる古典的な骨格を持つ大文字のロゴでした。
長く使い続けられるデザインへのこだわり
完成したロゴは、一見すると目立つ装飾のない、落ち着いたデザインです。しかし、そのシンプルさの背景には、文字のバランスや曲線の美しさ、スペーシング(文字同士の間隔)に至るまで、細部への徹底したこだわりがあります。
一時的に注目を集めるデザインではなく、長期にわたってブランドの価値を伝え続けられることを重視。細かな造形の積み重ねによって、確かな品質と信頼感を表現しています。
本事例では、グローバルブランドに求められるロゴのあり方と、タイポグラフィを通じてブランドの価値を形にしていく開発プロセスをご紹介しています。
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