フォント管理とライセンス戦略を簡素化し、デジタルトランスフォーメーションを促進
Frank Wolfraum (フランク・ヴォルフラウム)ITスペシャリスト、バウアー・メディア・グループ
Bauer Media Group(バウアー・メディア・グループ)は、世界中の数百のデジタル・印刷メディアを持つグローバル企業で、Monotype Fontsを導入して世界中の数百のチームと数千人の従業員にフォントを提供しています。
バウアー・メディア・グループは、世界の何百万人に最も重要なコンテンツとサービスを提供する多業種のグローバル企業です。600以上の雑誌、400以上のデジタル製品、50以上のラジオおよびテレビ局、そして社内の印刷やマーケティングサービスを有し、バウアーは毎日数千のフォントを使用しています。
バウアーの各国の部門では、フォント管理が一貫しておらず、様々な課題に直面していました。フォントライブラリの管理は煩雑で、使用していたフォントの経緯や記録がありませんでした。また、使用フォントのサポート終了や、時代遅れのフォント形式を使い続けていました。これらの運用を一つに統合する際、組織全体をシームレス化しサポートできるクラウドベースのソリューションが必要でした。
バウアーは、数百のチームと数千人のユーザーのためにユーザーアクセスを個別にカスタマイズし、24時間365日、世界中どこからでもアクセスできる環境を維持する必要がありました。Monotype Fontsのリモート展開、デスクトップアプリVPN [*1] 、SSOマッピング [*2] により、これが可能となりました。
Patrick Renner (パトリック・レナー)パブリッシング・システムスペシャリストは、以下のようにMonotye Fontsを評価します。
Monotype Fontsの導入は、ワークフローの中断を最小限にするため計画的に行われました。完全な導入に先立ち、3ヶ月の検証が行われ、いくつかのカスタム機能とAdobe InDesignサーバーの導入も行いました。
「Monotype Fontsの導入が、各国が抱えていたフォント管理に関する様々な問題を解決してくれました。」と、 同グループのFrank Wolfraum (フランク・ヴォルフラウム)ITスペシャリストは話しています。
バウアーはこれまで16,000回以上のフォント同期を行ってきました。今では、クリエイティブツールを使い、大幅な管理時間の削減に成功しています。研修とMonotype Fontsの直感的なUIにより、効率的に導入が進められました。
バウアーのフォント管理とライセンス戦略の簡素化は、ITチームに安心感をもたらし、節約された時間を新しいプロジェクトに使うことを可能にしました。これは、バウアーのデジタルトランスフォーメーションです。この導入事例は、企業が変化に適応し戦略や計画のもと進化してくモデルとなっています。
[*1] Monotype FontsのデスクトップアプリVPNは、Monotype Fontsを使用する際にデスクトップアプリを通じてVPN接続を提供する機能です。これにより、セキュリティを保ちつつ、安全な接続でMonotype Fontsのフォントを使用することができます。
[*2] SSOマッピングは、複数のアプリに1回のログインでアクセスできるシングルサインオン(SSO)システムの一部で、アプリ間のアカウント調整を楽にする仕組みです。各アプリのユーザー情報は、中央のSSOプロバイダーと連携して、ユーザーはシームレスに複数のアプリにログインできます。