Wolpe Fanfare™
Berthold Wolpe 作のFanfareはもともとFanfare Pressのためにデザインされた書体で、他の書体に比べて限られたスペースに情報を多く収めることができます。書籍や映画のタイトルはもちろん、ブランディングにも向いています。同じくWolpe のAlbertusが古典的で真面目、堂々とした雰囲気なのに対し、Fanfareはモダン、軽快で遊び心が感じられます。
Sachsenwald™
Sachsenwaldは、オリジナルの書体と出合ったデザイナーの大曲都市が、この美しいブラックレターを復刻し、後世に残したいと考え、誕生した書体です。デジタル化にあたっては、LightとRegularのウェイトを制作、異体字のXも追加し、新たな用途に対応できるようにしました。
SST®
グローバル企業のブランディング用書体として誕生したSST®は93言語に対応するメガ書体ファミリーです。自然な可読性とモダンサンセリフの抑制の効いた字形を特徴とし、巧みさが光るそのデザインは、穏やかな美しさと親しみやすさで用途を問わず使えます。多種多様なブランディングにも適しているSSTは、使い勝手に優れ、間違いなく時代を越える魅力を持つ書体です。
Masqualero™
マイルス・デイビスへのトリビュートとして作られたMasqualero™は汎用性の高い書体で、デザインに奥深さを与えます。大きいサイズで使う場合、太めのウェイトではしっかりとした黒みで重厚感ある端正な表情を作り出し、細めのウェイトではテキストに魅力と親しみやすさを与えます。Masqualeroの特徴はバリエーションの豊かさとその個性的な形です。印刷物でもインタラクティブデザインでもクリエイティブの幅が広がり、読む人の気持ちをしっかりつかむ作品に仕上げることができます。
Sagrantino™
Sagrantino™は大きなサイズ、鮮やかな色づかいで輝きを放ちます。大型ポスターやパッケージ、巨大バナー、インパクトのある見出しに使われる姿を想像してみてください。HighlightやShadowで見出し、Regularで本文と、ひとつのページをすべてSagrantinoで組むことができます。
Sagrantinoはラバランプ(水中に浮遊するオイルが形を刻々と変化させるインテリア照明)のようなフォント」と表現することもできます。滑らかで光沢があり、レトロでいて未来的。新鮮でありながら、クセもありクラシックな感じもします。テキストボックスを超えた発想が求められる書体です。実際、その躍動感ゆえ、SagrantinoのデザインにはMonotypeの書体デザイナー、Karl Leuthold、Juan Villanueva、Carl Crossgroveが3人がかりで取り組みました。
Cavolini™
Carl Crossgrove作のCavolini™は、手書き風ならではの魅力が光る書体ファミリーです。小サイズの画面向けに開発され、8スタイルで構成されています。手書きのカジュアルな魅力と臨場感がありながら、文字の明瞭さはしっかり維持されています。
Between™
Between™は、3種類のトーンを持つ書体です。それぞれ見た目は異なりますが、共通しているのは人間的な味わい。Betweenで組んだテキストにはやさしさと親しみやすさがあります。3つのスタイルの間(= between)」を行き来できることもこの書体の魅力。1文字単位でも置き換えが可能なため、階層や対比を表現したいときや強調したいときに便利です。
Neue Kabel®
Neue KabelはRudolf Koch作のKabel®をリデザインしたものです。手がけたのは、Kochもかつて在籍したドイツのオッフェンバッハ・アム・マイン造形大学で書体デザインを教えていたMarc Schützです。Schützが目指したのは、オリジナルのKabelの特徴と魅力を保ちながら、現代の表示環境に適した形にすることでした。
Neue Kabelは、Kochのデザイン精神を守りつつ、21世紀にふさわしい特徴を持ったファミリー展開になりました。本文をNeue Kabelで組むと、Kochのデザインの優雅さ、明るさが現れます。印刷物でもインタラクティブデザインでも、高い汎用性を発揮します。