Phil Garnham.
エグゼクティブ・クリエイティブ・タイプディレクター

In his words.

私が書体をつくるのは、新しさを求めて、そして独自の声と伝え方を生み出すためです。新しいものをつくりたい、コラボレーションしたいという気持ちが大事で、これがブランドタイポグラフィ成功の鍵でもあります。

Monotype エグゼクティブ・クリエイティブ・タイプディレクター、Phil Garnham は書体デザイナーとして長年活躍し、世界ブランドの専用書体の開発でも豊富な経験があります。デザインスタジオや企業クライアントとの協働を通じて、ブランドにとって統一感のある書体を持つことが、いかにクリエイティブやビジネスの面で重要であるかを実感しています。

以前は独立系ファウンダリのFontsmithで書体デザインをのプロジェクトを指揮していました。同社がMonotype傘下になったのにあわせて、Monotype Studioの一員となりました。Monotypeでは書体やロゴの開発で即戦力として活躍。ロンドンのデザインスタジオとコラボレーションしながら、書体ファミリーの開発に取り組んでいます。

Garnhamにとっては創造的なプロセス自体、つまり、文字の形に潜むアイデアの種を引き出していくことそのものが、意欲の源になっています。直線と曲線の一体性、形のバランスが文字の個性にとって大事であるのと同じく、彼のデザインプロセスにおいては、創造的な思考が非常に重要な位置を占めています。

EvriやO2などのカスタムフォントや、タイプトレンドレポート、トークイベンどなど、様々なプロジェクトに取り組んできました。また、彼はPodcast「Creative Characters」の定期的なホストでもあります。

プライベートでは、ヨガに熱心に取り組んでいるほか、画家、ストリートフォトグラファー、ミュージシャン、そして父親と、さまざまな顔を持っています。新しいものを生み出すことに飽くなき情熱を注ぐデザイナーです。Middlesex大学でビジュアルコミュニケーションを専攻していました。